大学の理系科目は高校までの科目と比べて、かなり難しいので勉強でつまずいている人も多いかと思います。
実際に僕も大学入学直後は勉強方法がわからず苦労した思い出があります。
今回はそんな大学の理系科目の勉強法をまとめてみたのでぜひ参考にしてください。
目次
高校と大学では勉強法は大きく異なる
高校までの勉強と大学での勉強を同じように捉えていたら、大学での勉強に苦労するかもしれません。
高校までの勉強内容と大学からの勉強内容はかなり異なるからです。
高校までの理系科目では問題集や参考書の問題の解法を暗記していけば、ある程度のところまでは点数を上げられると思います。
しかし、大学での理系科目では用語や定義、定理の概念的理解の重要性がより大きくなります。
そのため、高校の科目のように問題の解法を暗記するだけではなく、各分野(例えば微積分や線形代数、電磁気学など)ごとの深い理解がとても重要になります。
問題を解きながら理解する
先ほどは大学の理系科目では問題の解法を暗記するだけはなく、用語や定義、定理の深い理解が重要と述べました。
とは言っても、いきなり難しい用語や定義、定理を理解することはかなり難しいと思います。
そのため、一度教科書を読んでわからなかったことは無理に理解しようとせず、一旦教科書についている問題を解いてみることをオススメします。
大学の科目は抽象的な概念が多いので先に具体的な問題を理解して、抽象的な概念の理解をしやすくするという作戦です。
「教科書の文章や説明も理解できないのに問題を解こうとしても出来る訳ないじゃないか。」
と思われるかもしれませんが、実際に出来る訳ないです。笑
この段階では問題を解くことを目的とするのではなく、問題を解くために必要な知識は何かを理解することを目的としてください。
そのため解けなければすぐに解答を見ても大丈夫です。
問題の解説を見て理解出来る所はいいのですが、理解できないところは注意してください。
理解できない部分はその教科書の分からない所ということなので、教科書の説明の部分に戻り、じっくり理解出来るようにしていきましょう。
教科書の説明を細かい所まで理解する
教科書の問題をある程度解けるようになってきたら教科書の説明の部分を理解していきましょう。
教科書の問題を解けるようになっている時点で、ある程度理解出来るようにはなっていると思います。
教科書の問題を理解することで全体の概要を理解できているからです。
定義や定理は教科書の文章を一言一句覚えようとはせず、イメージや概念そのものを理解出来るようにしていけば良いでしょう。
ここまできたら基本的な教科書の問題だけでなく、章末問題や難しい証明の問題にチャレンジしてみても良いかもしれません。
一つの教科書にこだわりすぎない
大学レベルの教科書はかなり難しい内容を扱っているので一つの教科書だけで全てを理解しようとしなくても大丈夫です。
また、大学の教科書は誤植も結構多いので、どうしてもわからなかったら色々な本を読み漁りましょう。
教科書の作者や大学教授ですら間違えるので、僕達がわからないのは当たり前ですよね。
積極的に大学の図書館などに行き、その分野の本を何冊か読んでわかりやすい本を探していきましょう。
YouTubeを活用する
最近ではYouTubeなどで大学の数学や理科をかなりわかりやすく解説してくれている動画もあります。
僕が特にオススメするのはヨビノリさんです。
数学や物理など幅広く解説されており、かなりわかりやすいので多くの人の助けになると思います。
また、理系の教養的な知識も解説されていたりするので理系大学生にとってはかなり面白いと思います。
過去問を集めて有利に立ち回る
テストで良い点を取りたい人や良い成績を取りたい人は過去問を絶対に入手しましょう。
大学の試験は過去問とほとんど同じ問題や全く同じ問題が出ることが多いからです。
実際に僕も過去問があるのとないのとでは試験に使う労力がかなり変わります。
過去問は先輩や友達からもらう必要がありますが、案外持っている人は多いです。
特に同じ学科の先輩がいる場合は、大学のほぼ全ての科目の過去問をもらえる可能性があるので積極的に聞いてみましょう。
ただし、一方的にもらうだけでなく与えることもしましょうね(お礼にご飯奢ったり、友達がわからないところを教えてあげたり)。
最後に注意点ですが、テストで良い点を取ることを目的として本質的な理解をないがしろにすると、その後の研究などで苦労することもあるので過去問集めもほどほどにしましょう。
まとめ
最後まで見ていただいてありがとうございます。
今回は理系大学生の勉強法についてまとめてみました。
効率的に勉強して周りと差をつけていきましょう!